MeshWorks内のモデル作成モジュールは、インタラクティブで高度に自動化されたモデルアセンブリ、モデル接続/結合、材料、負荷、境界条件割り当て機能から成り、限られた時間内で自動車、ICエンジン、航空機、船舶などの複雑なシステム全体レベルのモデル作成を可能にします。MeshWorksのモデル作成モジュールを使うことで、従来のメッシュ作成ツールと比較した場合、FEモデルのモデルアセンブリーに対し大幅な工数を削減することができます。当社は、さらなる短時間で非常に複雑な部品のモデルアセンブリ作成が可能なツールとして、MeshWorksのモデル作成モジュールを開発しました。

機能 & 利点

スポット溶接

MeshWorksでは、フランジ領域からノードを選択、接続部品を選択し、必要に応じて溶接の種類を指定することで、スポット溶接を作成することができます。スポット溶接構造(自動車の車体など)の場合、溶接要素は衝突、NVH(振動・騒音・乗り心地)、耐久性など様々なタイプの属性に対して自動生成されます。溶接部のより詳細なモデル作成のため、
溶接力不足、スポット溶接部周囲の熱の影響を受ける領域のモデル作成など、特殊なフィーチャーの利用が可能です。製品開発の初期において、スポット溶接線およびスポット溶接点は、部品メッシュを使用して自動生成されます。

生産性の向上:従来、スポット溶接の作成には、多くの時間を要していますが、MeshWorksに備わる多くの溶接オプションを使用することで、従来の数分の1時間で同じ作業を実行することができます。特に大きな部品に対し、従来手法に比べて大幅な工数削減を実現します。

スポット溶接

シーム溶接

フランジ領域からノードを選択、マスター(主)およびスレーブ(従)要素を選択し、必要に応じて溶接や整列タイプを指定することで、シーム溶接を作成することができます。シーム溶接を含む組立構造に対し、溶接要素は、カッド、ビーム、ソリッド、剛性要素など様々な構成を用いて生成することができます。溶接部品の詳細なモデル作成に対し、ソリッド要素を用いて溶接部品を自動生成し、周囲の部分とノード間を適合させる接続オプションを備えます。

生産性の向上:従来方法によるシーム溶接の作成には、多くの時間がかかりますが、MeshWorksには多様な溶接オプションが備わるため、同じ作業を1分程度で実施することができます。大きな複雑部品の場合、従来のツールや手法と比較してMeshWorksではさらに短時間で作成することができます。

接着結合

接着結合は、フランジ領域からノードを選択し、接続部を選択、必要に応じて接着種類を指定することで作成できます。接着結合は、フランジ領域からノードを選択し、接続部を選択、必要に応じて接着種類を指定することで作成できます。接着結合が必要な場所において、ソリッド結合要素は自動生成され、結合要素や接触などを介して周辺部品のメッシュへ結合されます。

生産性の向上:従来手法による複雑な接着結合には、多くの時間がかかりますが、MeshWorksに備わる様々なオプションを利用することで、約2分で同じ作業を行うことができます。大規模部品モデルは、従来プロセスと比べて大幅な時間削減効果があるため、MeshWorksを使用することで、さらに多くの効果を得ることができます。

接着結合

ボルト接合

幅広い種類のボルト結合アセンブリ要素は自動生成されます。これらは、a)貫通ボルト、b)ネジ、c)詳細なメートルねじ(ボルト)モデル作成、d)梁(ビーム)/剛体とのボルト接合などが含まれます。このオプションは、ボルト中心ノードを選択し、MeshWorksを使用してボルトの寸法を定義することでソリッドボルトを作成することができます。作成手順は以下のとおりです。

  1. 複数の中心ノードおよびボルトの定義を選択することで、プリテンション断面と値を有する複数のボルトを1クリックで作成することができます。
  2. ボルトを作成する際に、サイズ、ボルトの種類、ワッシャーレイヤーなどのボルト形状と性質を定義することができます。

また、穴を検出することにより、自動でボルト接続を生成するオプションもあります。

生産性の向上:従来、プリテンション断面を伴う20本のボルトを作るには、3.5時間を要していました。MeshWorksでは、同じ作業を30分未満で行うことができます。

接触モデリング

広範な接触モデル作成では、アセンブリ全構成部品間で自動接触面作成を利用することができます。接触対は、摩擦、熱特性などの適切な界面条件で接触面間に生成することもできます。接触モデルの自動作成ツールにより、ユーザーはより短い時間で接触面や接触ペアを自動で作成することができます。接触の自動作成には、接点ペア、接触制御、接触インタフェース、プリテンションサーフェスが自動で実行されます。

MeshWorksの利点:ユーザーは、不要な領域を選択解除し、接点ペアサーフェスのための追加領域を選択することができます。

自動接点作成

他のモデル作成機能

負荷および境界条件:様々な種類の問題に対する多種多様な負荷と境界条件を迅速かつ効率的な方法で適用することができます。

インクルードファイル管理:非常に大規模なシステムモデルの場合、インクルードファイル管理システムが提供されます。ユーザーは、サブアセンブリデータをインクルードファイルに編成し、異なるインクルードファイルに対し横断的にデータ操作を実行することができます。

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